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5thって何?

5thはリーバイスが製造したジーンズジャケット（Gジャン）の代名詞的存在であり、具体的には"70505"の後継品番である"70506"を指す。このアイテムは、トラッカージャケットの一種であり、腰にポケットが付いているのが特徴。70505に比べて身幅にゆとりがあり、着丈が長めに設定されている。

生産された年代

5thは1980年代から1990年代にかけて生産された。5thはリーバイスの70000系の製品群（※）その名の通り4thの後に生産された。

※ 70000系の製品群 — 種類には70505（4th）、71205（70505のロングバージョン）、70506（ハンドウォーマー付き）、71506（70506のロングバージョン）、70507（70506の身幅ワイド）などがある。

判別方法（タグ・年代）

リーバイスのGジャンにおける年代判別はタグによって可能。1970年代には、70505モデルはケアタグ（布のタグ）が紙パッチの下に付いているものがあり、これが70年代製とされる。続いて、1970年代後半から1980年代前半にかけては、紙のタグが追加され、収縮率の表示があるものも見られる。1980年代に入ると、紙タグが2枚になり、収縮率の表示がなくなる。1980年代中盤以降は、紙タグのうち1枚がビニールっぽいタグに変わり、1980年代後半には赤ラベルが導入される。この時期、タグの取付場所も胸ポケットの裏に変更される。90年代初頭には、70506は「デカパッチ」と呼ばれる大型のパッチが特徴で、ラベルの取付場所はフロントボタンの裏に変更される。

代表的なディテール

• ハンドウォーマー
• フラップ裏は身頃と同じ生地を使用している
• 裏のカンヌキ留めは紺色になっている

ディテール

• ボタンは銅色
• ボタン裏刻印工場番号"527"などが確認されている。
• 内タグには"MADE IN USA"の表記 ※ この赤タグはリーバイス直営工場の最後のアメリカ製品であると推察される。裏側に製造情報があり、工場番号の右にある赤線部分"0893"は1993年8月製造を意味している

他

• アメリカ製のタグ以外にもマカオ、香港、中国、日本製などが生産国として挙げられ、生産国が変わるとタグの取付場所や位置も異なってくる。
• サイズ表記においては"R"がレギュラー丈を表し、例えば"40R"などと表記される
• 品番の末尾に"0217"がある場合、"02"はプリシュランク生地（防縮加工済み）、"17"は未洗い（リジット）を、"0216"はプリシュランクとリンス（ワンウォッシュ）を、"0316"はブランケット付きとリンスをそれぞれ表している。先染めBLKの個体も存在するが、そのタグには”0259”という記載があることが確認されている。

参考

1. propsstoreannex. 1980s Levi's リーバイス /70506 デニムトラッカージャケット アメリカ製,DTG【US50/3XL】 (参照 2024-03-25).
2. vintege-collection.hatenablog. Levi's DENIM JACKETの年代について (参照 2024-03-25).
3. hands-on-jeans. リーバイス　70506　5ｔｈモデルGジャン　サイドポケット付き　1993年8月製　527工場 (参照 2024-03-25).
4. hi-smile. 80-90's Levi's 70506-0216 デニムジャケット [mot01962402252917] (参照 2024-03-25).
5. houyhnhnm. ファーストやセカンドよりも、いわゆる“Gジャン”っていう印象が強い。 (参照 2024-03-25).
6. shop.amerique-vintage. 90's "LEVI'S / 70506" YARN DYED BLACK DENIM JKT (参照 2024-03-25).