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558XXって何?

ヴィンテージ・リーバイスのデニムジャケット（Gジャン）は、伝統的に三つの主要なタイプに分類される。これらは、ファースト（506XX）、セカンド（507XX）、そしてサード（557XX）と呼ばれるが、本ページで紹介するのは、これらのいずれでもない「558XX」というライン。この「558XX」は、サードモデルの557XXのバリエーションとして存在し、その特徴は主に着丈の長さにある。

生産された年代

1962年～1966年

生産背景

1960年代初頭には、「BUY YOUR EXACT SIZE」というスローガンの下、洗濯しても縮まない「55」生地のシリーズがリーバイスによって導入された。この動きは、従来のデニムが提供していたシュリンク・トゥ・フィット（縮めてフィットさせる）の概念を、プリ・シュランク（防縮加工）へと進化させたもの。この変化は、デザインにも影響を与え、従来のボックスプリーツに代わり、セット・イン・ポケットから下に伸びるV字形のダブルステッチが特徴的な新しいスタイルが誕生した。

代表的なディテール

• 「558XX」は、「557XX」モデルの着丈を延長
• 袖丈も長く設計
• ※ 袖が長いため、多くの個体が袖を短くカスタムされている。

557XXとの違い

「558XX」モデルは、「557XX」と比較して、主に着丈と袖丈が長い点で異なる。この長い着丈と袖丈は、特にアメリカ人の間でも異例の長さで、実際には多くの人にとって過剰な長さとなる。

558と558XXの違い

1966年頃には、XX表記が廃止。この後の個体ではXXが消えるため558となる。

他

558の長所

• ロング丈により、Tシャツの裾が見えにくく、スタイリングに新鮮さをもたらす。
• 「55」生地を使用しているため、551ZXXなどの他のモデルとの相性が良い。

558の短所

• 袖丈が長過ぎ、また袖自体が太いため、スタイリングが難しい。

参考

1. GQ JAPAN.いまをときめくGジャン「558」は何がいい？＆各ジーンズ着用25日目の色落ちレポ！【ヴィンテージジーンズ、ひとり色落ち選手権　Vol.12】, (参照 2024-03-18).
2. JAM Trading.Levi’s デニムジャケットの歴史とモデルをご紹介！－Part2－, (参照 2024-03-18).
3. Hands On Jeans.リーバイス　558XX（557XXのロング丈）最初期ギャラ入り紙パッチ　ボタン裏17, (参照 2024-03-18).
4. Dig-it.ヴィンテージの中でも群を抜いて希少なリーバイス558。「ボンクラ」ディレクター森島さんのお気に入りを紹介。, (参照 2024-03-18).
5. Houyhnhnm.古着サミット スピンオフ 50周年を迎えるリーバイス®のサードモデルを徹底フォーカス！, (参照 2024-03-18).