01 Magazine

24.03.14

ミリタリー用語一覧

ミリタリー用語一覧

【ウッドランドカモ】

ウッドランドカモ(ウッドランド・パターン)とは、アメリカで考案された迷彩パターンのひとつであり、1981年から2006年まで用いられた全軍の標準的なパターンである。いわゆる迷彩柄の一種であり、砂色、茶色、緑色、黒色の4色からなる、不規則な形状の斑で構成されてる。他にもダックハンター、リーフパターン、タイガーストライプなど、時代や目的によって様々なパターンの迷彩柄が存在する。

【M-65】

「Military Type 1965」の略で、1965年にアメリカ軍が採用したフィールドジャケットの型番を指す。

【月桂樹ボタン】

月桂樹の模様が入ったボタンのこと。元々は軍衣料で使用されていたが、第二次世界大戦中にアメリカで物資不足を理由に、衣料品は軍衣料と同じボタンを使用することが勧告された。Levi'sの大戦モデルでも使用されている。

【13スターボタン】

アメリカ独立時の州数である13個の星が刻印されているボタン。50年代頃まで使用されていた。

【6カラーデザートカモ】

米軍が湾岸戦争のときに砂漠用迷彩柄として採用。通称『チョコチップ』や『6カラーデザートカモ』と呼ばれる。チョコチップのようなデザインを砂漠の小石に見立てていると言われる。この柄のモデルは、中東の砂漠には色合いが合わず短命に終わった。

【タイガーストライプ】

タイガーストライプは1950年代後半に東南アジアの密林での近距離戦闘用に南ベトナム軍が開発した迷彩柄である。ジャングルに適したこの迷彩パターンはベトナム戦争時にアメリカ軍も採用し、その後は、他の東南アジア諸国の軍でも採用された。ベトナムの宗主国であったフランス軍のリザード迷彩がベースになったと言われる

【ダックハンター】

ダックハンターはアメリカ軍が初めて採用した迷彩パターンであり、第二次世界大戦中に開発された。擬態能力をもつカエルの皮膚を真似て開発されたことから、フロッグスキンとも呼ばれる。M1942スポットパターン迷彩が起源となっており、1942年に海兵隊のユニフォームとして初めて採用された。

【CPO(Chief Petty Officers)】

CPOとは「Chief Petty Officers」の略称であり、アメリカ海軍下士官のチーフを意味する。1930年代からアメリカ海軍下士官チーフが着用していたジャケットのことをCPOジャケットと呼び、戦後1960〜1970年代にファッションアイテムとしても流通した。そのデザインは、多くのブランドが定番アイテムとして参考にしている。CPOジャケットは、水に強く保温力の高いメルトンウール生地、胸に大きめのフラップ付きポケット、前ボタンつきのシャツのようなデザインが特徴的である。戦闘服ではなく作業服であることから、良い意味でミリタリー感が少ない。

【尿素ボタン】

尿素樹脂で作られた硬度の高い素材。プラスチックが開発される前に使用されていた。

【BDU(Battle Dress Uniform)】

BDUとは「Battle Dress Uniform(=戦闘服)」の略である。アメリカ軍における陸軍・海軍・空軍の戦闘服を統一するために開発され、1981年から正式採用されている。コットンやナイロンなどの生地に太い繊維を格子状に織り込んだリップストップ素材、4つのフラップ付きポケット、肘部分の二重布、前ボタンが隠された比翼仕様などの特徴がある。

【リップストップ】

リップストップとは、太い繊維を格子状に縫い込むことで、引き裂きや破れを防げるように強度を高めた生地のことである。一部が破れても、その太い繊維によって裂け目が広がらないようにできている。強度を必要とするミリタリーウェアに使用されルことが多い。1968年から製造された4thジャングルファティーグは代表的なアイテム。その他にもアウトドアウェアでも広く採用された。

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