
【CONVERSE】【ブランドの歴史】CONVERSEって何?
CONVERSEって何?
CONVERSE(コンバース)は、1908年にアメリカ・マサチューセッツ州で生まれたシューズブランド。キャンバスのアッパーにラバーソールを合わせた「オールスター」は、もともとバスケットボールシューズとして作られ、100年以上たった今も街で見かけない日はないほどの定番になっている。
古着の世界では、アメリカの工場で作られていた時代のオールスターが「USA製」「ヴィンテージ」として特に人気を集めている。この記事では、コンバースの成り立ちと、古着として見るときに知っておきたいポイントを紹介する。
創業 ― 冬のゴム靴から始まった
コンバースは、1908年2月にマーキス・ミルズ・コンバース(Marquis Mills Converse)がマサチューセッツ州モールデンで創業した「Converse Rubber Shoe Company」が始まり。最初に作っていたのは、冬向けのゴム底の靴やガロッシュ(オーバーシューズ)、テニスシューズなどだった。
ゴム靴は冬にしか売れないため、一年を通して売れる商品が求められた。そこで生まれたのが、キャンバス地のバスケットボールシューズだった。
オールスターの誕生(1917年)
1916年の夏にバスケットボールのラインが立ち上がり、1917年に「オールスター(All Star)」が発売された。オールスターは、第一次世界大戦期にすぐ人気を集めた。
チャック・テイラーという男
1920年代の初め、バスケットボール選手だったチャック・テイラー(Chuck Taylor)が、コンバースのセールスマン兼アンバサダーとして加わり、オールスターを全米に広めていった。
その功績をたたえて、1932年からハイカットのオールスターのアンクルパッチに「Chuck Taylor」の名前が入るようになった。これが現在まで続く「チャックテイラー・オールスター」の始まりで、スポーツ選手の名前を冠したシューズの先駆けとされる。チャック・テイラーは、1969年に亡くなるまでコンバースで活動を続けた。
黄金期
第二次世界大戦期:工場では、軍向けのゴム製の靴やアウター、防護服などが作られた。
1949年:黒いキャンバスに、白いトゥ、白いシューレース、白いラバーを組み合わせた、今もおなじみの黒×白のオールスターが登場した。
1957年:くるぶしより低くカットしたローカット(オックスフォード)が登場した。
1960年代:バスケットボールシューズの市場の70〜80%をコンバースが占めるほどになった。
ジャックパーセルとワンスター
ジャックパーセル:もともとはB.F.グッドリッチが作っていたバドミントン選手ジャック・パーセルの名前を冠したシューズ。コンバースは1972年にその商標を手に入れた。
ワンスター:1974年に登場した、サイドに星がひとつ入ったローカットのシューズ。
経営難とナイキ傘下へ
その後、ほかのスポーツブランドとの競争が激しくなり、コンバースの経営は苦しくなっていった。1991年には親会社が経営破綻している。2001年1月に破産を申請し、同じ年の3月30日には、アメリカ国内に残っていた最後の工場が閉鎖された。2003年7月、ナイキが3億900万ドルでコンバースを買収し、現在はナイキの傘下にある。
日本のコンバース
日本では、コンバースの商標権を伊藤忠商事が持ち、コンバースジャパンがマスターライセンシーとして日本向けの商品を展開している。そのため、日本で売られているコンバースと、ナイキ傘下のアメリカのコンバースとでは、商品のラインナップが異なる。
古着として見るときのポイント
USA製かどうか
アメリカ国内の最後の工場が閉鎖されたのは2001年3月。それより前に作られた「MADE IN USA」のオールスターは、ヴィンテージとして特に人気が高い。
年代の見分け方
ヒールラベルのデザインや、アッパーを補強する当て布とステッチの有無、インソールのデザインなどで、おおよその年代がわかる。詳しくはオールスターのKnowledgeにまとめている。
まとめ
冬のゴム靴を作っていた小さな会社が、通年で売れる商品として生んだキャンバスのバスケットボールシューズ。それがチャック・テイラーの手で全米に広まり、100年以上愛される定番になった。古着でオールスターを手に取ったら、まずはタグの「MADE IN USA」とヒールラベルをチェックしてみてほしい。
コンバースの商品はCONVERSEのページからまとめて見られる。
参考
Wikipedia. Converse (brand), (参照 2026-11-06).
ITOCHU. ITOCHU Announces Establishment of New Company, Converse Apparel, (参照 2026-11-06).