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24.05.18

【バンT】【価値調査】90年代のバンドTシャツ:YESとRolling StonesのツアーTシャツは価値があるのか?

【バンT】【価値調査】90年代のバンドTシャツ:YESとRolling StonesのツアーTシャツは価値があるのか?

古着屋で発見したYESとRolling StonesのツアーTシャツ

古着の中でもバンドTシャツは、そのデザインや歴史的背景から特に人気があります。90年代のバンドTシャツは、音楽ファンにとって貴重なアイテムとして評価されています。今回は、古着屋で発見したYESの1994年ツアーTシャツとRolling Stonesの1997年のツアーTシャツに焦点を当てます。

この記事では、これらのTシャツがなぜ価値があるのか、どのように評価されるのかを解説します。90年代のバンドTシャツの魅力を知りたい方や、購入を検討している方に向けて、価値判断の基準や市場での評価を紹介します。

90年代バンドTシャツの人気

バンドTシャツの歴史と背景

バンドTシャツの歴史は1960年代に始まります。戦後のアメリカで、若者たちが新しい自由な生活を求めてサンフランシスコに集まり、ヒッピー文化を形成しました。この時代に音楽は若者のアイデンティティの重要な一部となり、音楽Tシャツが誕生しました。

特に、1960年代から1970年代にかけて活動したサイケデリックロックバンド「グレイトフルデッド」が普及を加速させました。1968年にビル・グラハムが設立した世界初の音楽Tシャツメーカーが、グレイトフルデッドのライブ用ポスターやTシャツを製作。その後、バンドはライブ会場でTシャツを販売する、というビジネスモデルが構築されていったと言われています。
90年代のバンドTシャツの特別な価値

90年代は、グランジ、オルタナティブロックなど、多様な音楽ジャンルが台頭した時代です。この時期のバンドTシャツは、音楽の黄金期を象徴するアイテムとして特に高く評価されています。90年代のバンドTシャツは、以下の点で特別な価値を持ちます:

  1. デザインとアートワークの独自性:この時期のTシャツは、バンドやツアーの特徴を反映した独自のデザインやアートワークが多く、ファッションアイテムとしても高く評価されます。
  2. レアリティ:多くの90年代のバンドTシャツは限定生産されており、現在では手に入りにくいため、コレクターズアイテムとしての価値が高まっています。
  3. 文化的背景:90年代は音楽シーンが多様化し、ファン文化も成熟した時期であり、その時代の象徴としてのバンドTシャツは、単なる衣類以上の意味を持ちます。
  4. ノスタルジア:多くの人々にとって、90年代の音楽やその時代の文化は懐かしさを感じさせるものであり、バンドTシャツはその時代を思い出させる重要なアイテムとなっています。

YES 1994年 ツアーTシャツ

YESバンドの概要

YESは、プログレッシブ・ロックのパイオニアとして知られるイギリスのバンドです。プログレッシブ・ロックの草創期から活動している老舗グループの一つで、 代表作にアルバム『こわれもの』(1971年)、『危機』(1972年)、『ロンリー・ハート』(1983年)などがあります。

1994年ツアーの背景
1992年、イエスはビクトリー・ミュージックと契約し、1993年に新作アルバムをリリースしました。このアルバムは「ロンリー・ハート」時代のメンバーが集結して制作されましたが、一部メンバーは参加しませんでした。アルバムは旧来のファンには不評で、1994年のトークツアーのチケット売上は70%に留まり、予定されていたヨーロッパツアーはキャンセルとなりました。1994年のトークツアーは多くの困難と対立に直面したツアーだったといえます。
なお、アルバムのロゴ、ツアーTシャツはピーター・マックスが手掛けました。彼のデザインは、その鮮やかな色使いとユニークなアートワークで特に注目されます。

ピーターマックスのデザインとその価値

ピーターマックスは、アメリカのポップアーティストとして知られ、彼の作品はサイケデリックな色彩と大胆なデザインで有名です。彼が手掛けたYESのツアーTシャツは、単なるバンドTシャツ以上の芸術作品としての価値を持ちます。

Rolling Stones 「Bridges to Babylon Tour 97」 Tシャツ

Rolling Stonesの概要

Rolling Stonesは、ロックの歴史を代表するバンドの一つであり、1960年代から活動を続ける伝説的な存在です。彼らの音楽は、ブルース、ロックンロール、そしてポップの要素を融合させた独自のスタイルで、多くのファンを魅了してきました。

「Bridges to Babylon Tour」の背景

「Bridges to Babylon Tour」は、1997年から1998年にかけて行われた世界ツアーで、Rolling Stonesのキャリアの中でも特に重要なツアーの一つです。このツアーは、彼らの新しいアルバム「Bridges to Babylon」をプロモートするためのもので、多くの都市で大規模なコンサートが行われました。

ツアーTシャツのデザインとその価値
このツアーTシャツは、ツアーの象徴的なデザインを特徴としており、ファンにとってはツアーの思い出を蘇らせる重要なアイテムです。特に、オリジナルのデザインと良好な状態であることが価値を高めます。

価値の評価基準

レアリティ

90年代のオリジナルバンドTシャツは、限定生産されていたため、その数は限られています。市場に出回ることが少ないため、その希少性が価値を高めます。

デザインとアーティスト

デザインやアーティストの知名度も重要です。ピーターマックスのような有名アーティストが手掛けたデザインは、コレクターズアイテムとして高く評価されます。

Tシャツの状態

状態の良し悪しは価値に大きく影響します。色褪せや穴がない、プリントが鮮明であることが重要です。

サイズの重要性

XLなどの大きめのサイズは、ヴィンテージ市場で特に人気があります。これは、ゆったりとしたシルエットが現代のファッションスタイルにマッチするためです。

ブランド(ヘインズなど)

使用されているTシャツのブランドも価値に影響します。ヘインズやフルーツ・オブ・ザ・ルームなどのブランドは、その耐久性と品質から高く評価されています。

実際の市場価値

同様のTシャツの市場価格調査

同様のTシャツがオークションやオンラインマーケットプレイスでは、90年代のYESやRolling StonesのオリジナルツアーTシャツは、通常1万円から3万円の価格帯で取引されています。以下では2点商品をご紹介します。

【中古】yes/94年ツアーTシャツ/Peter Max/Tシャツ/L/コットン/WHT【メンズウェア】

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【中古】ANVIL (アンビル) MADE IN USA 97-98'S ROLLING STONES BRIDGES TO BABYLON TOUR BAND T-SHIRT

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まとめ

90年代のバンドTシャツは、そのデザイン、希少性、文化的背景、そしてノスタルジアから特別な価値を持っています。古着屋で見つけたYESの1994年ツアーTシャツとRolling Stonesの「Bridges to Babylon Tour 97」Tシャツがどれだけの価値を持つのかを知った上で、この夏に来てみると、テンションアップ間違いなしです。みなさん、素敵なTシャツライフをお楽しみください。

参考文献

  1. Prisma Creative, バンドTシャツが発展した歴史について, (参照 2024-05-15).
  2. JAM Trading, HIPPY MOVEMENT(ヒッピー・ムーブメント) ~ 70年代リバイバルの熱が冷めない今、ヒッピーとは… ~, (参照 2024-05-15).
  3. Wikipedia, グレイトフル・デッド, (参照 2024-05-15).
  4. 音楽史Note[JUN], #27 音楽史㉒【1990年代】"オルタナティブ" な時代, (参照 2024-05-15).
  5. Wikipedia, イエス (バンド), (参照 2024-05-15).
  6. yffcyeshead, YES TALK, (参照 2024-05-15).
  7. Wikipedia, ピーター・マックス, (参照 2024-05-15).
  8. Wikipedia, Bridges to Babylon Tour, (参照 2024-05-15).
  9. Wikipedia, The Rolling Stones, (参照 2024-05-15).


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