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両面タブ

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504ZXXは501XXのジッパーバージョンのユースモデルで、501XXのジッパーバージョンである501ZXXが1954年に誕生したのに対し、504ZXXは1952年から製造されていた。この特定のモデルは、革パッチと赤タブに両面に刺繍が施された「両面タブ」のデザインを採用しており、そのフラッシャーには商標登録のレジスターマークや★印が入っていない。また、センターベルトループがオフセットベルトループになっておらず、サイドステッチが長いなど、1950年代初めのディテールが特徴である。このモデルは1953年頃のものであると推測されている。フラッシャーにはLEVI'Sのロゴの上に「THE RIVET'S STILL THERE」と記載されており、隠しリベッドについても言及されている。赤タブには、1953年に赤タブが商標登録されたことによりレジスターマークが入っている。ベルトループは後真ん中の縫い目に合わせて付けられており、オフセットベルトループにはなっていない。隠しリベットは磁石の反応があり、メッキされた鉄製で工場番号の刻印はない。トップボタンも磁石の反応があり、メッキされた鉄製で全体にフラットながら中央が若干膨らんでいる。ジッパーにはGRIPPER ZIPPERが使用されており、サイドステッチは初期から中期の片面タブのように長い。コインポケットは耳の部分の生地が使われており横使いであり、アウトシーム・セルビッジは少しオレンジがかったピンク色の耳で、裾は表オレンジ、裏イエローのチェーンステッチである。

参考資料

LEVI'S 504ZXX (革パッチ・両面タブ) No.1


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