00 Knowledge
Pile Glissade
パイルグリセード
グリセードはプルオーバー仕様のハーフジップとカーディガン仕様のフルジップがラインナップ。リップストップナイロンとパイルフリースによるリバーシブルがこのモデル最大の特徴。グリセードシリーズの出自とも言えるシンチラグリセードは1986年頃に登場しており、パイルグリセードは1992年から展開されている。アメリカ本国ではプルオーバーの人気が高くカーディガンは発売されなかったシーズンもある。モデル名であるGlissadeの由来は残雪期の雪山登山の斜面をピッケルや杖などで制動をかけながら、スキーやカンジキといった道具を使わずに滑り降りるテクニックを指す。
生産された年代
1992年〜1998年。
ブランド背景
創業者であるイヴォン・シュイナードは1957年に独学で鍛冶(金属を熱して鍛えながら成形する技術)を学び自分や仲間のクライミングギアを製造することからキャリアをスタートした。1965年には自身の名前を冠した「シュイナード・イクイップメント」を設立。クライミングギアの製造・販売を生業としていたが、1973年に社名を「patagonia」に変更し衣料品の取り扱いを開始する。ラグビーシャツの輸入販売を皮切りに衣料品の製造・販売へと舵を切ることになる。
ディテール
- フリース面:約6.4mm厚のPCRパイル
- シェル面:1.8オンス・リップストップ・ポリエステル素材
- シェル側にはスナップ留めウィンドフラップ、フリース側には大型ハンドウォーマーポケットとチェストポケット付き。ウエストと袖口はスパンデックス縁取り。
- YKKジッパー。
代表的なカラー・パターン
- 1992 / HETHER GREY (ヘザーグレー)・EGG PLANT(エッグプラント)
- 1993 / COBALT (コバルト)
- 1994 / BULLS EYE (ブルズアイ)・FRENCH RED(フレンチレッド
- 1995 / MALI (マリ)
- 1996 / SALASA (サラサ)
- 1997 / THUNDER (サンダー)
- 1998 / UZUMAKI (渦巻き)
参考
- patagonia 1998FW カタログ
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