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517XX
517XXって何?
517XXはリーバイス507XXのブランケットモデルである。リーバイスのジーンズの中でも特にファンが多く、デザイン的にも高い評価を受けている。このモデルは507XX通称セカンドのバリエーションとして1952年頃から1962年頃まで生産された。特に同時期にリリースされたブランケットモデルは後の3rdモデルの原型となる形状を持ち、デザイン性から多くのファンに支持されている。
生産された年代
517XXブランケットモデルは1952年頃にデビューし、1962年頃まで生産されたと推察される。この期間に生産されたものが517XXとして知られるようになった。
生産背景
517XXブランケットモデルの生産背景には当時の技術や素材の革新が大きく関わっている。特に再生ウール、コットン、レーヨンを組み合わせたブランケットライニングは当時からエコ商品としての側面も持っていた。また1stジャケット(506XX)からの流れを汲むライトオンス生地の使用やディテールに対するこだわりが見受けられる。
代表的なディテール
- タブ:片面タブ、両面BIGE、両面BigE赤タブ(均等V)
- ボタン裏:17、刻印無し、一部点々刻印有
- ボタン裏形:ドーム型、フラット
ディテール
Web上で確認されたディテールを記載する。
サイド剥ぎ
- 身頃の両脇に入る剥ぎから42表記以上の大きめサイズ
帯下
- シングルステッチ
帯上
- チェーンステッチ
ポケット
- フラップ裏ライトオンス
- 淵カンヌキ黒糸(色が褪せている)
内タグ
- 「60% REUSED WOOL, 28% COTTON, 12% RAYON」
ステッチ
- 帯上チェーンステッチイエロー、帯下シングルステッチオレンジ
サイズ
- 42インチ~50インチでサイド剥ぎ
- 52インチ以上でTバック(センターの継ぎ目)
判別方法
517XXの前期か後期かを判別するためのポイントは以下の通り。
- 革パッチのチェック
- 革パッチがある場合、1952 ~ 1954年頃の製品と推察される。2ndのデビューが1952年頃で革パッチの最終が1954年頃であるため。
- タブ・ボタン裏の形状・ポケット淵のカンヌキ
- 初期型(1952年頃)は片面タブやドーム状のボタン裏、ポケット淵のカンヌキ止めが黒糸であることが特徴。
- 帯下ステッチ
- 帯下がシングルステッチであれば前期仕様
参考
- e-safari.LEVI'S 517XX BLANKET LINER 50S 「片面タブ、サイド剥ぎ」, (参照 2024-03-13).
- HI-SMILE.50's Levi's 517XX デニムジャケット “AS-IS” [ou-2486-sp], (参照 2024-03-13).
- vintage.matin.50s LEVIS 517XX, (参照 2024-03-13).
- vintage-mushroom.LEVI'S 517XX DENIM JACKET(DARK INDIGO), (参照 2024-03-13).
- LIFE-SHOP.Levi's リーバイス ヴィンテージ 50s 517XX 革パッチ ブランケット 刻印無し 帯下シングル フラップ裏ライトオンス デニム ジャケット ブルー系【中古】, (参照 2024-03-13).
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