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646
646の価格情報
平均価格
25,454円
最低価格
12,760円
最高価格
83,160円
LEVI’S 646って何?
LEVI'S 646は、1969年に発売が開始されたリーバイスのジーンズである。このジーンズはベルボトムのシルエットが特徴であり、1969年8月に開催されたウッドストック・フェスティバルで多くの参加者によって着用されたことで知られる。生産期間は短く、ビッグEのタグを持つ646はわずか2年余りのみ生産されたが、現在ではそのレア性から古着市場において高い価値を持つ。
生産された年代
LEVI’S 646は1969年に発売された。ビッグEからスモールeへの商標登録変更が1971年12月に行われたことから、ビッグEモデルの生産期間は短命であった。
生産背景
1950年代のアメリカは経済成長期にあり、大量生産・大量消費が進んだ。この豊かな社会の裏で、「人間が機械に管理される世界」との批判があり、ビート・ジェネレーションやヒッピー運動などのカウンターカルチャーが出現した。これらの運動は、既存の価値観や社会体制を否定し、自由や人間的な価値観を追求するものであった。LEVI’S 646の登場は、このような社会的・文化的背景の中であった。
代表的なディテール
- 裾が釣鐘状に広がるベルボトムシルエット
- 腰回りはゆったりとした設計でありながら腿回りは比較的タイト
- オレンジタブが特徴で、価格設定を安くするためのモデルであるが、古着市場では色落ちの美しさから価値が高い
ディテール
- ポケットの形状は501と比べ縦長で、バックスタイルがスッキリとしている
- 刺繍やパッチワーク、ワッペンが施されたデザインが多く、個性を表現するコンテストが存在した
- コーデュロイ素材のバリエーションも存在する
その他
- 色落ちを楽しむためにはTALON 42のジップが装備されているモデルが推奨される。
- レッドタブとの違いは、生産工程を減らし、2本針のミシンで一気に仕上げることでコストダウンを図った。
- ベルボトムにはフェミニンなイメージを持つが、ウエストサイズを2インチアップで選ぶことで、エンジニアブーツやごつめのブーツとの相性が良く、男らしいイメージに仕上がる。
判別方法
LEVI’S 646、517、684はリーバイスが発売したジーンズの中で異なる特徴を持つモデルである。
- LEVI’S 646は1969年から発売されたモデルで、裾が極端に広がったベルボトムシルエットが特徴。このデザインは、フラワームーブメント(ヒッピー運動)を支持する若者のアイコンとなり、「LOVE & PEACE」を象徴するアイテムとされた。
- LEVI’S 684は646のベルボトムシルエットをさらに強調したモデルとして知られ、通称「ビッグベル」と呼ばれる。1980年代に製造されたこのモデルは、裾の広がりと色残りの良さで知られている。
- LEVI’S 517は、通称サドルマンとも呼ばれ、裾にかけて緩やかに広がるブーツカットシルエットが特徴。1971年から発売されたこのモデルは、極端なシルエットではなく、フレアに抵抗がある方にもおすすめできる品番である。
これらのモデルは、それぞれ異なる時代背景やファッションの流れを反映しており、リーバイスの幅広いデザインの中でも独特の位置を占めている。
参考
- Isshomono. LEVI’S 646物語 〜平和とジーンズ〜, (参照 2024-03-14).
- Magnetsco. Levi’s 646というモデルについて(トアウエスト神戸店),(参照 2024-03-14).
- Chum Vintage. Levi’sフレア系モデルそろい踏み, (参照 2024-03-14).
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