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ギャラ無し
1stの後継 作業着からファッションアイテムへの変革

Levi’s 507XX(通称2nd)は、1952年に登場したデニムジャケットの代表モデル。1st(506XX)からの進化として、フラップ付きポケットが2つに増え、シンチバックが廃止されサイドアジャスターが採用された。初期の革パッチから1955年以降は紙パッチへ移行し、ギャラ入り・ギャラなしが存在。1952年のみ片面タブ、1953年以降は両面タブに変更。ボタン裏刻印やステッチの違いが年代判別のポイントとなる。作業着からファッションアイテムへと進化を遂げた象徴的なモデル。
ギャラ無しの判別
概要
- 1952年〜1962年に製造されたモデルLevi’s 507XXは通称2ndと呼ばれている
- この頃からデニムは労働着ではなく、ファッションアイテムとして認知されるようになった
- LEVI’S のデニムジャケットは年代によりモデルとその通称が分かれている
- 戦前~1952年 506XX:1st
- 1952年~1962年 507XX:2nd
- 1962年~1966年 557XX:3rd
- 1966年~1971年 70505:4th
1stからのディテール変更

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- フロントのフラップポケットが2つ並ぶようになった

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- シンチバックが廃止され、サイドアジャスターとなったのが1stとの大きな変更点
赤タブについて

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- 片面タブと両面タブが混在

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- 片面タブは507XXが登場した1952年のみであり、希少価値が高い。1953年以降は両面タブに変更される
革パッチ/紙パッチについて
- 507xxの特徴と1つとして、革パッチと紙パッチが混在

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- 1952年〜1954年に革パッチで製造される

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- 1955年以降は紙パッチが製造され、ギャラ入りとなる
- 1961年以降に製造された個体では一部ギャラなしも存在する

Image by hands-on-jeans
- 非常に稀なモデルであるが、xx表記がない507も確認されている
ボタン裏刻印について

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- 革パッチの年代ではドット刻印「:::」

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- 紙パッチの年代の507XXは「17」刻印がほとんど
ウエストバンドステッチについて

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- 上下にステッチが走っているが、下ステッチがシングルの場合は革パッチ

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- チェーンステッチの革パッチも存在する
- 大まかに年代判別するならば
- シングルステッチ→前期型(革パッチ)
- チェーンステッチ→後期型(紙パッチ)
フロントヨークステッチ
- 前期型と後期形でフロントヨークステッチが異なる

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- 前期型は、第一ボタンから2本のステッチが”凵’”のようにフロントヨークで折り返している

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- 後期型は、ステッチが”||”のように下まで抜けている。
- この仕様は紙パッチであることを示す。