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【patagonia】【ブランドの歴史】patagoniaって何?
patagoniaって何?
パタゴニアはアメリカ合衆国に本拠を置く登山用品、サーフィン用品、アウトドア用品、軍用品、衣料品の製造販売を手がけるメーカー、及びそのブランド名である。環境に配慮した商品開発で知られ、環境問題への取り組みにも力を入れている企業である。主力商品はアウトドア用衣料品であり、バッグ、スポーツ用品、靴、戦闘服など幅広い製品を展開している。素材には独自開発の「シンチラ」や「キャプリーン・ポリエステル」、ペットボトル再生素材の「PCRシンチラ」を用い、1996年以降の綿素材商品は無農薬のオーガニックコットンを使用している。
創業契機
パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードは、1953年、14歳の時にロッククライミングに魅了された。初めての懸垂下降を経験したことで、山岳地帯への情熱が芽生え、後にビッグウォール・クライミングを学ぶこととなる。友人からの要望でクライミングギアの製作を始めたのが、ビジネスへの第一歩であった。
創業者の出会い
1965年、イヴォン・シュイナードはトム・フロストと共同でシュイナード・イクイップメントの経営を始めた。彼らはクライミングギアをより強く、軽く、シンプルで機能的に改良し続けた。フランスの飛行家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの言葉「完璧とは、加えるべきものがなくなった状態ではなく、取り去るべきものがなくなった状態」を設計の指針とした。
成長
1970年には米国最大のクライミング用具メーカーになったが、環境に配慮したビジネスモデルへの転換を決意。これがパタゴニアの長年にわたる環境配慮の始まりであった。衣料品への進出もこの時期に始まり、アウトドア業界に新たな風を吹き込んだ。
環境保護への取り組み
パタゴニアは製品の環境負荷を下げるためのキャンペーンを実施し、売上の1%を環境グループに寄付している。また、直営店では2020年8月26日をもって、買物袋の提供を終了し、エコバッグの持参を奨励するなど、環境保護に向けた積極的な取り組みを行っている。
時系列
- 1970年: イヴォン・シュイナードによりグレートパシフィック・アイアンワークスを開店
- 1973年: 衣料品ブランド「パタゴニア」を立ち上げ
- 1984年: 社名をロスト・アロー・コーポレーションに変更し、パタゴニアを含む複数のブランドを運営
- 1985年: 「シンチラ」フリースを開発
- 1996年: オーガニックコットンへの完全移行を実施
- 2007年: リサイクルプログラムを拡大
- 2020年: 直営店での買物袋の提供終了
- 2023年: 長野県軽井沢町に新店舗を開店
パタゴニアはアウトドア業界において環境保護を最前線に置き、持続可能なビジネスモデルを推進してきたブランドである。製品開発から企業運営に至るまで、環境との共生を模索し続ける姿勢は、多くの支持を集めている。
代表的なヴィンテージアイテム
Retro Rhythm Hoody
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Retro Pile Cardigan
パタゴニアのレトロパイルカーディガンは、1988年から1990年までの3年間のみ生産された希少なアイテム。パタゴニアを代表するレトロシリーズの原点で、現在は風を通さないレトロXシリーズが主流となっている。商品はこちら。
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GLISSADE BULLS EYE
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参考
- Wikipedia. パタゴニア (企業), (参照 2024-04-05).
- パタゴニア. パタゴニアの歴史, (参照 2024-04-05).
- 楽天市場.Retro Rhythm Hoody, (参照 2024-04-05).
- 楽天市場.Retro Pile Cardigan, (参照 2024-04-05).
- 楽天市場.GLISSADE BULLS EYE, (参照 2024-04-05).