01 Magazine
23.09.02
【古着のトリセツ】赤耳ってなんで「赤」なの? | 古着にまつわる素朴な疑問を解決する
そもそもデニムの耳って何?
例えば「食パンの耳」のように、耳は端をさす言葉として使われるが、デニム生地でも同じ意味で使われている。
正確には、旧型織り機によって処理が施されたデニム生地の両端 の「ほつれ止め」の部分のことを指し、この部分をセルビッチ: Selvedge(英)、Selvage(米)と呼び、日本語で(デニムの)耳という。
- 耳あり
- 耳なし
では赤色はどこからきた?
ヴィンテージデニムの代表的な特徴の一つである赤耳。
なぜ「赤」なのか?
それは当時リーバイス社が赤色の糸を使用したことが由来となっている。
なぜリーバイス社が赤色を入れたかというと、機屋が様々な生地を織っている中で、
自社の生地がどれかをすぐに見分ける為だと言われている。
ヴィンテージデニムといえば『赤耳』つきデニム
旧型織り機を使用して生産される セルビッチデニム(=耳付きデニム)は
生地を織るのに時間がかかり生産効率が悪いことから、 時代が進むにつれてなくなっていった。
1985年ごろまでに生産された リーバイス501にはこの赤耳の特徴が残っており、
そのような背景から ヴィンテージデニムといえば赤耳つきデニム、 と呼ばれるほど重要な特徴となった。