シングルステッチとダブルステッチの違い・見分け方
古着好きなら一度は聞いたことがある「シングルステッチ」と「ダブルステッチ」。
しかし、具体的に違いを説明できる人は意外と少ないかもしれません。
本記事では、それぞれの特徴や見極め方、さらにはヴィンテージ市場での価値について解説します。
まず結論から言うと、シングルステッチとダブルステッチを見分けるポイントは「袖」と「裾」。
見分け方は簡単で、袖口や裾の縫い目を見て、糸が1本だけならシングルステッチ、2本並んでいればダブルステッチです。
| 項目 | シングルステッチ | ダブルステッチ |
|---|---|---|
| 縫い目の糸 | 1本 | 2本 |
| 主な製造年代 | 1990年代半ばまで | 1990年代後半以降 |
| 主な生産国 | USA製が多い | メキシコ・中米・アジア製が多い |
| 強度・生産効率 | 専用ミシンと職人技が必要で生産効率は低い | 強度が高く生産効率も良い |
| ヴィンテージ市場での評価 | 玉数減少により価値が上昇傾向 | 比較的入手しやすいが、人気アーティストTシャツは高額化することも |
それでは、詳しく見ていきましょう!
シングルステッチとは?

シングルステッチは、その名のとおり「一本の糸で縫われたステッチ」のこと。
別名「ブラインドステッチ」、「天地引き」とも呼ばれ、特徴は以下のとおりです。
• 縫製の特徴
袖と裾がシングルステッチで縫製され、表面にステッチが出づらい。 専用のミシン、熟練の職人技が必要で、生産効率が低い。
• 製造年代
1990年代半ばまでのTシャツに多く見られる。
• 生産国の特徴
シングルステッチのTシャツはUSA製が多い。
• 希少価値
1990年代半ばまでのTシャツは玉数が減少しており価値が高まりつつある。
ダブルステッチとは?

ダブルステッチは、「二本の糸で縫われたステッチ」のこと。
• 縫製の特徴
袖と裾がダブルステッチで縫製され、シングルステッチよりも強度が高い。 また、シングルステッチのミシンよりも扱いやすく、生産効率が良い。
• 製造年代
メーカーによって異なるが1990年代後半からは二本糸で縫製されたダブルステッチが主流となる。
• 生産国の変化
USA製から、メキシコ・中米・アジアへと移行。 そのため、ダブルステッチのTシャツはUSA製が少ない。
• なぜダブルステッチに移行したのか?
量産化の波により、生産効率を高めるために移行していった。
シングル×ダブルのミックス仕様とは?
90年代の移行期には、「袖はシングル、裾はダブル」やその逆パターンのTシャツも存在。 これは過渡期ならではの仕様で、古着屋で見つけることもできる。
参考: JERZEES メルカリ, PR
シングルステッチ vs. ダブルステッチ 価値が高いのは?
シングルステッチとダブルステッチ、どちらが価値が高いのか? 結論としては一概には言えないが、ヴィンテージ市場ではシングルステッチのほうが希少性の観点から評価されることが多い。 人気ブランドやアーティストTシャツの中には、100万円を超えるものも存在。
しかし、ダブルステッチでも高価なものはある! 例えば、「Nirvana」や「Red Hot Chili Peppers」の90年代バンドTシャツには、ダブルステッチのものでも10万円超えのものが多数。
参考: Nirvana メルカリ, PR
※ ステッチと合わせて楽しみたい、タグのあれこれ
特にgiant(PR)やWILD OATS(PR)などのブランドが使用したボディは人気が高い。 ただし、人気があるがゆえに偽物も多いので要注意!
まとめ:シングルステッチ vs. ダブルステッチの違い
古着屋に行った際は、ぜひTシャツのステッチをチェックしてみてほしい。 ステッチの違いがわかると、より深くヴィンテージTシャツの魅力を楽しめるようになるはず!