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ギャラ入り
1955年頃から1961年に製造されたLevi’s 501XXはギャラ入りと呼ばれる。501XX両面タブや501XXギャラ無しの間に生産されたのが501XXギャラ入りだ。もちろん赤タブはBIG E。そしてギャラ入りはさらに初期、後期に分類される。それぞれに特徴的なディテールがあり、初期はフロントボタン裏の「:::」ドット刻印など、ヴィンテージフリークの心をくすぐる要素が多い。
ギャラ入りの判別
概要
製造された年代は、1955年頃~1961年。特徴的なディテールはフロントボタン、赤タブ、紙パッチ、隠しリベット、フロントポケット裏リベット、ベルトループに見られる。
まず、フロントボタンについてであるがボタン裏刻印は初期モデルの場合「:::」ドット刻印、後期モデルは「11」「14」「15」「16」などの2桁刻印が多いが「1」など1桁刻印も存在している。アルファベット刻印は過渡期を除き、ギャラ無し以降から採用。赤タブはBIG E、Vは均等V、®️がつく両面タブ。紙パッチには品質保証を表す"Every Garment Guaranteed"の表記。バックポケット裏の隠しリベットは鉄製に銅メッキを施したもの。フロントポケット裏のリベットは銅メッキ、紙パッチが欠損している場合のギャラ入り、ギャラ無しを判断する手がかりとなる(ギャラ無しの場合はアルミ)。ベルトループはオフセット。
注釈
ボタン裏刻印に関する表記については推定となります。