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BIG E
ヴィンテージデニムの最大の魅力 色落ちを楽しみたいあなたに

BIG Eの判別
BIG Eの価格情報
平均価格
123,523円
最低価格
7,700円
最高価格
605,660円
ヴィンテージデニムの金字塔、Levi's 501 BIG Eの魅力に迫る!
色落ちこそ男のロマン。武骨なアメカジ好きなら誰もが憧れるヴィンテージLevi's。中でも1967年頃から1973年にかけて製造された501 BIG Eは、その名の通り、赤タブの「Levi's」が大文字のEで表記されているのが最大の特徴だ。501XXや501 66前期といった名作の間に生まれたこのモデルは、ヴィンテージフリークの心を掴んで離さない、独自の魅力を放っている。
BIG Eってどんなジーンズ?
501XXから進化を遂げ、より現代的なシルエットへと移行する過渡期に生まれたBIG E。そのディテールには、古き良き時代の面影と、新たな時代への息吹が共存している。もちろん、シンボルである赤タブはBIG E。さらにBIG Eは、製造時期によってダブルネーム、前期、タイプ物、後期に分類され、それぞれに異なる特徴を持つ。前期にはアーキュエイトステッチにイエロー綿糸が用いられるなど、マニア垂涎のディテールが存在する。
BIG E前期と後期の違いを徹底解剖!
同じBIG Eでも、前期と後期では様々なディテールが変化している。その違いを知れば、さらにBIG Eへの愛着が深まるはずだ。
- フロントステッチ: 前期はVステッチ、後期は並行ステッチ
- ウエストステッチ: 前期はシングルステッチ、後期はチェーンステッチ
- サイドシーム: 前期・後期ともに赤耳
- 赤タブ: 前期・後期ともにBIG E、原則として不均等V
- バックポケット裏ステッチ: 前期・後期ともにシングルステッチ
- アーキュエイトステッチの色: 前期はイエロー綿糸、後期はオレンジスパン糸 (ポリエステル系素材)
- バックポケット口の補強: 前期・後期ともにバータック(カンヌキ)
- 股カンヌキ: 前期・後期ともになし
- ボタン裏刻印: 前期・後期で「2」「4」「6」「8」「12」「14」「15」「16」「20」「E」「J」「K」「L」「S」「W」「::」
- フロントボタン: 足長Rの個体が存在する
特に注目すべきはフロントステッチとウエストステッチの違いだろう。初期に見られるVステッチは、ヴィンテージならではのディテール。後期になると、より合理的な並行ステッチへと変更される。また、ウエスト部分のステッチも、前期のシングルステッチから、より強度の高いチェーンステッチへと進化している。アーキュエイトステッチの糸の色も、前期のイエローから後期にはオレンジのスパン糸(ポリエステル系素材)へと変更されている。スパン糸は綿糸よりも強度が高いとされている。
BIG Eと501XXは何が違う?
BIG Eの前に製造されていた501XXは、ヴィンテージデニムの代名詞とも言える存在だ。BIG Eとの大きな違いは、バックポケットの補強にある。501XXの後期モデルまで見られた隠しリベットは、BIG Eでは強度の高いバータックに変更されている。また、トップボタン脇のステッチも、501XXに見られるV字ステッチに対し、BIG E後期では平行ステッチとなっている。さらに、501XXは革パッチのものが前期に存在したが、BIG Eは紙パッチのみとなる。
BIG Eと66前期、その違いは?
BIG Eの後期モデルの後に登場するのが、通称「66前期」と呼ばれるモデルだ。66前期のフラッシャーに「©1966」と記載されていることからこの名がついたが、実際の製造期間は1973年~1977年頃とされる。BIG E後期との大きな違いは赤タブだ。BIG E後期は当然ながらBIG E、66前期はsmall eである。
ダブルネームやタイプ物って?
BIG Eの初期には、ダブルネームやタイプ物と呼ばれる、過渡期ならではの珍しいディテールを持つ個体が存在する。これは、501XXのディテールがBIG Eに移行する過程で見られたもので、ヴィンテージ市場でも特に高値で取引されることが多い。いずれも、紙パッチに特徴がある。
注釈
ボタン裏刻印に関する表記については推定となります。