帽子の用語一覧
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【セーラーハット】
1850年代ごろからUS NAVY(アメリカ海軍)のユニフォームとして水兵が着用していた、長い歴史を誇る帽子。アメリカでのスラングで、水兵を意味する"GOB"から「ゴブハット」とも呼ばれている。6パネル構成の丸みのあるトップに、長めのブリム(つば)が特徴的なシルエット。当時は、ブリムに芯地(つばの芯、帽子の硬くなっているところ)をラミネートする(貼り合わせる)技術がなく、限界まで間隔を詰めてステッチを打つことで強度を上げていた。1990年代まではオールコットン、それ以降はポリ混素材に変わっており、ハットの内側にあるタグでサイズと採用年度が判別できる。アニメのポパイが着用しているように、本来はブリムを上に折り曲げて着用するが、1973年に公開された映画『セルピコ』において、アル・パチーノがブリムを降ろして着用する姿が有名で、現代でも一般的なスタイルとなっている。