Championの用語一覧

  • 【青タグ】

    90年代からはプリントタグから刺繍タグへと変わり、「青タグ」と呼ばれるようになる。この変更は90年代初頭から見られる特徴。

  • 【エイブ&ウィリアム・フェインブルーム兄弟】

    サイモン・フェインブルームの息子たち。彼らは「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」として社業を受け継ぎ、当初はTシャツやソックス、スウェットシャツの原型となるウールの下着を屋外労働者向けに販売。後にこれが米軍アカデミーの訓練用ウェアとして採用された。

  • 【大文字ランタグ】

    60年代のランナーズタグで、表記が大文字であることからこの名前が付けられた。

  • 【ガゼット】

    衿ぐりにある三角形のパーツ。前Vや両Vなど、汗止めとしての機能や着脱時の伸縮を補強するための仕様。

  • 【小文字ランタグ】

    50年代中期から60年代初頭にかけて使用されたランナーズタグ 。タグ上のランナー表記が小文字であることが特徴。この特徴により以降のランナーズタグ と区別することができる。

  • 【サイモン・フェインブルーム】

    のちにChampion社となるニッカーボッカー・ニッティング・カンパニーの創業者。アメリカニューヨーク州ロチェスターを拠点にセーターを販売していた。

  • 【サム・フリードランド】

    リバースウィーブ を発明した人物。スウェットシャツを洗うと縮む問題を解決するため、コットンを横向きに使用して縮みを防ぐ革新的な方法を考案。

  • 【サラ・リーコーポレーション】

    アメリカの消費財系の会社。ヘインズ・コーポレーションに起源を持つ。1989年、チャンピオン・プロダクツ社を傘下に収め、本社をノース・カロライナ州のウィンストン・セーラムに移した。

  • 【C中ランタグ】

    1965年から1967年にかけて使用されたランナーズタグ。この期間のタグは特に「C中ランタグ」と呼ばれている。

  • 【Cマーク】

    チャンピオンの頭文字をとったロゴマーク。全商品に付けられ、ブランドの象徴となっている。

  • 【セットインスリーブ】

    スウェットシャツやウールセーターから継承される代表的なショルダーデザイン。(参考:おしゃれ好きも意外と知らない「ラグランスリーブ」のお話)身頃と袖を別々に裁断し、組み合わせた袖型のことで、「普通袖」とも呼ばれる。リバースウィーブは、1940年代にこのデザインを採用した。

  • 【チャンピオン・プロダクツ社】

    チャンピオンの社名が1967年に「チャンピオン・ニットウェア・カンパニー」から「チャンピオンプロダクツ社」に名称変更された。

  • 【吊り機】

    約1000本以上の「ヒゲ針」を用い、熟練した技術が必要とされる丸編機。この吊職人の技によって生まれる生地は、特殊な編み針を使用し、ドイツのグロッツ・ベッケルト社が生産を続けている。吊り編みによるスウェットは、Champion、ループウィラーが有名。衣類の大量生産が進展する1960年代後半までは、Championのスウェットにも吊り編み生地が使用されていた。(Begin, 2020/11)

  • 【デカタグ】

    1940年代のランナーズタグの呼称の一つ。

  • 【デュラクラフト】

    1942年にカレッジスポーツのアスリート向けにチャンピオンが立ち上げたブランドネーム。このブランドで販売されたアイテムはアスレチックTシャツ、ゲームTシャツ、スウェット、その他スポーツウェアなどがある。

  • 【トリコタグ】

    80年代に入るとタグのカラーがトリコロールになった「トリコタグ」が付くようになる。このタグは82年から88年の前期にかけて見られる。(参考画像, VINTAGE CLOTHES BLOG, 2024/09)

  • 【バータグ】

    70年代のタグで、タグの中にバーがあることから「バータグ」と呼ばれる。71年から72年頃の初期バータグはバーとサイズのみがシンプルに記載されており、73年頃から82年頃の後期バータグには「FOR CARE SEE REVERSE」との表記が加わる。(参考画像, GREEN HEAVEN, 2024/09)

  • 【FOR CARE SEE REVERSE】

    1973年頃から1982年頃にかけて使用された後期バータグ に見られる表記。

  • 【フットボールT】

    アメカジの定番、「フットボールTシャツ」は アメリカンフットボールのユニフォームからインスピレーションを得ている。 特にチャンピオン製のものは古着市場で人気がある。(参考画像, instagram)

  • 【フリーダムスリーブ】

    1940~50年代に流行した短命に終わった幻の袖型。肩から袖にかけてのS字ラインが特徴で、腕の動きをより自由にするために開発されたが、生産効率の悪さから希少な存在となった。(参考画像, JELARD, 2024/09)

  • 【プリティーランナータグ】

    1940年代に使用されていたランナーズタグ の呼称の一つ。(参考画像, FERANTRACING, 2024/09)

  • 【プレミアムウィーブ】

    1997年に発売された、究極のスウェットシャツ。その品質とデザインは、チャンピオンの長年にわたる熟練の技術を集約したもの。(参考, superdelivery, 2024/09)

  • 【プロダクツタグ】

    1967年頃から71年頃にかけて使用されたタグで、CHAMPION KNITWEAR CO..INC.からCHAMPION PRODUCTS INC.に変更されたことを特徴としている。(参考画像, チャンピオンマニアの視点, 2024/09)

  • RABART SWEAT
    【RABART SWEAT】

    1938年に特許を取得した幻のアスレチックシャツ「RABART」のこと。ChampionReverse Weaveの開発者フリードランドが生み出したこのアイテムは、当時はChampionブランドではなく、一部の通販カタログで短期間販売。デザインは動きやすさと縮み防止を重視、特徴的なショルダーとボディパターン、首元の大きなV字切り替えを採用。パテントナンバー付き襟ネーム、チャンピオン社のパテント取得を表記したネーム、左袖にCロゴワッペンがないなどの特徴がある。(参考画像, csbyivynavy)

  • 【ランナーズタグ】

    40年代のタグで、ランナーがプリントされたデザイン。プリティーランナータグ、デカタグとも呼称され、非常に貴重なタグとされている。50年代中期から60年代初頭にかけてのものは小文字ランタグと呼ばれ、60年代のものは大文字ランタグという呼称もある。(参考画像, FERANTRACING)

  • 【リバースウィーブ】

    Championが特許を取得し、キング・オブ・スウェットと呼ばれるようになった製法。縦横逆の生地方向と両脇のリブ によって、横方向の縮みに対応し、独自の品質を実現。(参考画像, Begin)

  • 【リブ】

    冷たい風を防ぎ、暖かさを保つために、主に袖口と裾に使用される。リバースウィーブ では激しい動きに対応するためのデザイン要素としても採用されている。

  • 【レタリング加工】

    Tシャツやスウェットシャツにナンバーや大学名をプリントする技術。大学側の「体育の授業で生徒に貸し出したウェアを管理回収する」というニーズに応え、Tシャツがアウターとして広く着用されるきっかけを作った。

  • 【One Coach Tells Another】

    Championのビジネスはミシガン大学がチャンピオン社のアスレチックウェアを採用したことから始まった。高品質かつ手頃な価格で提供されるスウェットシャツがコーチ間の口コミを通じて全米の大学に広まり、「One Coach Tells Another」というスローガンが生まれた。

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