生地の用語一覧

  • 【アフリカンバティック】
    • 生地

    西アフリカの民族衣装に使われる伝統的な手法で作られた生地のこと。ろう(ワックス)を使って模様を描き、その部分以外を染色することで独特の柄が生まれる。「バブル」や「ひび」のようなドット模様が特徴的。これは染料が乾燥したろうの隙間から入り込むことで自然にできるものであり、そのため一つとして同じ柄はない。生産方法の違いでワックスプリントとファンシープリントの2種類に分かれる。ワックスプリントは伝統的なろうけつ染めで生地の両面から染色、花や動物、民族模様などのユニークな鮮やかな柄が特徴的。品質と値段が高め。一方のファンシープリントはデジタルプリントなどの手法で作られ、あっさりした色合いの花柄や幾何学模様が多い。品質と価格は比較的低め。世界的にはワックスプリントが正式な名称とされる。

  • 【ウォバッシュデニム】
    • 生地

    ウォバッシュデニムとは、1910年代から1920年代初期に流行した濃紺のデニム生地のこと。インディゴで染められた生地に抜染処理を施し、小さなドット柄を表現したストライプ模様が特徴的である。この模様は、アメリカのインディアナ州のウォバッシュ川の流れをイメージして作られたと言われる。手間のかかる製造工程のため、大量生産には向かず、70年代以降は姿を消した。そのため、ヴィンテージのウォバッシュデニム製品は高値で取引される。

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